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Q&A[こんな時には?]

解熱剤(熱さまし)って安全?

 
 

基本的には安全といってよいでしょう。一時期インフルエンザ脳症とある種の解熱剤との関連が指摘されて以来、それらの解熱剤はインフルエンザの時期に小児には使用しないことになりました。ですから、個人用に処方された薬を家庭に常備し、発熱の際に決められた用法で使用してもらうことになんら問題はないと思われます。ただし、薬によっては合わない体質の方も少数ながらいますので、他の人に薬を分けてあげたりするのは控えましょう(このことに関しては法的にも問題があります)。


熱が出たときに熱さましは使っていいの?

 
 

病院から処方された解熱剤(座薬、内服薬)は、患者さんの状況に合わせて処方されたものですから、主治医の先生から特別な指示がない限りは発熱時に解熱剤を使用するのは構いません。一般的には、体温が 38.5 ℃以上で機嫌が悪いとき、ぐったりしているときには使用してあげたほうがよいと思われます。逆に 38.5 ℃以上あっても元気があるときには冷却だけで様子を見てもよいかもしれません。ただし熱性けいれんの既往があるなど、特殊な事情があるときには主治医の先生にきちんと問い合わせてください。

熱さましの効果は使用後 2 〜 3 時間で出てきますが、熱の上がりはじめには熱さましの効果がうまく出てくれないこともあります。また 4 〜 5 時間すると再び発熱することも珍しくはありません。再度解熱剤を使用する場合には最低でも5〜6時間、できれば 8 時間は間隔をあけてください。特に水分がきちんと取れていないと解熱剤の効果が十分に発揮されないことがありますので、水分の補充を心がけましょう。


熱が出たときにお風呂に入ってもいいの?

 
 

発熱していても元気で水分がきちんと取れている状態なら入浴は構いません。

熱が出きった後、解熱剤を使用した後には汗が出てその後に熱が下がっている、というのは日常よく経験することだと思います。またお風呂に入った後にも汗が出ますよね?水分がきちんと取れている状態なら、軽くお風呂に入れてあげてさっぱりするほうが本人にとっても心地よいのではないでしょうか?水分も取れない状態であるとか、ぐったりしている状態ではまずいですが、それ以外では特別支障はないと思います。


熱が下がったらすぐ登校、登園してもいい?

 
 

本人の状況にもよります。夜に発熱があって、翌朝には下がっていたけど昼からまた発熱というのは日常よく経験することだと思います。朝の時点で熱が下がっていても、何かしら気になる症状がある場合には 1 日様子を見る、またはかかりつけを受診するのがベターかと思います。


下痢のときは水分を控えたほうがいいの?

 
 

下痢の時には便として水分が失われるため、摂取できるようならいつもより余分に水分を与えたほうがいいです。ただし、一回に多量に与えるのではなく、少量をこまめに与えましょう。与える水分としては白湯、番茶、乳幼児用のイオン飲料などが適しています。牛乳やミルクはかえっておなかに負担になりますから控えたほうがいいでしょう。ミルクしか与えていない場合にはひとさじ分くらい薄めて与えるのがよいと思われます。食事に関してもおなかへの負担を考えて消化のよい物を少しずつ与えるように心がけましょう。


吐いてしまったら食事や水分はどうすればいい?

 
 

吐き気の原因にもよりますが、一度吐いてしまったら 30 分から 1 時間はおなかを休めたほうがよいでしょう。欲しがるからといってすぐにまた(食べ物を)あげてしまうと、おなかが落ち着かずにまた吐いてしまうことがよくあります。しっかりおなかを落ち着けて、もう一度与えはじめる際にも少量の水分からはじめるのがよいと思います。吐き気があるときも Q 5と同じ理由で乳製品は避けたほうがよいでしょう。ただ、何をしてもどんどん吐いてしまう時には受診を考えたほうがいいでしょう。


けいれんが起きたときはどのように対処すればいい?

 
 

顔色がみるみるうちに黒くなり、体中が小刻みに震えていくけいれんの様子は生命の危険さえ感じさせます。小児のけいれんは大きく分けて熱性けいれんと無熱性けいれんがあります。熱性けいれんは熱が上がりはじめてから 48 時間以内に起こることが多く、体温が急激に上がるときに起こる傾向があります。たいていは 5 分以内に治まり、後遺症を残すことはありませんが、けいれんの持続時間が長いとき( 5 分以上)は後遺症を残す恐れがありますので、医療機関を受診しましょう。(熱性であれ無熱性であれ)けいれんを発見した場合には@まず時計を確認し、けいれんがどのくらい持続しているかを確認し、名前を呼んで反応があるか確認しましょう。A仰向けになっているときには少し横を向け、嘔吐したものがつまらないようにします。衣服も緩めてあげましょう。B顔色や目つき(白目になっている、左右どちらかを見つめている、まっすぐ前を見つめている)手足の状態(小刻みにぴくぴくしている、大きくびくんびくんしている、だらっとしている、など)を確認します、体温も測っておくことが必要です(これらのことは受診した際に聞かれますから、よく記憶しておいてください)。舌をかまないようにと口の中にタオルなどを入れて受診される場合がありますが、口の中にものを詰めることによって呼吸の邪魔になったり、吐物の行き場がなくなったり、さらに嘔吐を誘発する場合がありますので控えましょう(けいれんによって舌をかむということは 1 万回に 1 回もないらしいです)。

皆さんのご質問にできるだけわかりやすく答えたいと考えています。質問はこちらまで